心理療法紹介 ~精神分析編~


心理療法紹介 ~精神分析編~


 

今回は、多くの人がご存知のフロイトの精神分析について記事にします。

 

「無意識」にフォーカスを当てたこの理論は、科学的な根拠が乏しいことで少々オカルト染みた理論とみなされがちですが、全てが現代でも通用するとは言えませんが、何かしらの気付きを得るには十分に面白い理論なので、カウンセラーは学んでいる人が多いかと思います。反面、現代の医学で主流の薬物療法や認知行動療法とは方向性が大きく異なるので、病院などの臨床の場面で触れる機会は少ないでしょう。

 

さて、順番としては基本概念から押さえておきたいのですが、個人的に取っつきにくいと思う方が非常に多いので、治療技法を中心にご紹介します。

 

まず、精神分析の代名詞とも言われるのが、夢分析です。

 

夢は基本的にコントロールの出来ないものなので、抑圧された感情が夢として表れたり、潜在的な欲求が夢として表出します。

 

これを起きている時に分析することで、自身の無意識にあったものを意識化でき、現在抱えている問題についてどのように変化するのかを観察します。

 

何となく上手くいかない、何故か自分の中でストッパーを設けてしまう、自分が今何したいのかが分からないという人は、夢にもしかしたら解決の糸口があるかもしれません。

 

夢分析と同様に自由連想法もまた重要な技法です。

 

これは、リラックスした状態で、何気なく心に思い浮かんだことを言語化することで、無意識から意識することを図ります。

 

何のアニメか失念してしまいましたが、ある物語で重要な登場人物を懐古するシーンから現代のシーンに戻った時にふと空を見つめるとその登場人物の顔や関連のある物が雲の形として登場するシーンがありました。(伝わりにくくてすみません。)

 

おそらく、懐古しなければ雲は何の変哲も無い雲として捉えられていたのでしょうが、少し昔を思い出すことで、無意識的に雲の形が意味を持つように見えてくるのでしょう。

 

例え、心に浮かんだことが適当なことであったとしても、それを引っ張ってきたのはあなた自身なので無意味ということはありません。

 

かなり抽象度の高い技法にはなりますが、現代の心理検査でもロールシャッハ検査やバウム検査など、無意識の中にあるものを表出させようとする試みのあるものはあるので、無意識を意識化することは、大きな意味を持つのでしょう。

 

もう1点押さえておきたいことがあります。

 

それは、ワークスルーです。

 

カウンセリングや人からの的確なアドバイスをもらった時に、無意識にそれを拒絶したり、何故か不快に思って避けたくなることがあります。

 

これは、抵抗という防衛反応の1つなのですが、そうした時にまた新しく問題への解釈をすようにして、でもまたそれに抵抗して・・・・

 

このような作業を繰り返すことをワークスルーと言います。

 

抱えた問題を完全に自己を洞察するように出来れば、おそらく問題解決への道筋が開けてくると思います。

 

将棋で例えるなら、3手先しか読めない人の戦術と5手先まで読む人の戦術では攻守ともに大きく異なります。

 

人は追いつめられると、視野が狭くなり自己を洞察することが難しくなります。

 

自分を俯瞰して広い世界で見るとあなたの抱える問題へのアプローチは無限のように広がります。

 

あらゆる角度から物事を捉えるということは、どの分野においても素晴らしいことです。

 

今回ご紹介した内容は精神分析のほんの1部だけですが、個人的にはなかなか面白いものだと思っています。

 

あなたの「無意識」がもし気になりましたら、ぜひご連絡下さい。

(*ちなみに、当方で扱うものの9割は科学的に根拠のあるものなので、ご了承ください。)

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