子どもへの教えから学ぶ大人への教え 「自分がされて嫌なことは、してはいけません」


子どもへの教えから学ぶ大人への教え 「自分がされて嫌なことは、してはいけません」


 

今回は、コミュニケーションを円滑にするための考えとして、またより良い人間関係を築くために考えて貰いたい「自分がされて嫌なことは、してはいけない」について話を進めていこうと思います。

 

多くの人がこのフレーズを耳にしたことがある、もしくは言われた経験があるかと思いますが、非常に良い教えだと私は思っています。

 

自分がされて嫌なことというのは、相手もされたら嫌なことです。

 

人とコミュニケーションを取る中で、自分の主張ばかりを繰り返していては、一方通行のコミュニケーションにしかなりません。

 

また、その言動も自分勝手なわがままであれば、相手は不快な思いをすることでしょう。

 

その時の1つの判断基準として、まず自分に置き換えた時、

 

「こういう言われ方をすると傷つくかも・・・」

「いくら躾とはいえ、手を上げるのは自分がされると嫌かもな・・・」

 

1度このような考え方を経由することで、オブラートに包んだような優しい言い方になったり、別の伝え方をしようとします。

 

相手への思いやり溢れる素敵な考えだとは思いませんでしょうか?

 

この考え・教えが身についている人は、まあまあGOODな大人という感じです。

 

しかしながら、この考えから脱却しなければ、もう1つ進んだ人間関係を築くことは難しいでしょう。

 

その考えとは、

 

「相手がされて嫌なことは、しないこと」です。

 

何が違うの?と思われるかもしれませんが、大きく違います。

前者の基準はあくまで自分の基準で、後者は相手が基準になります。

 

つまり、自分が考えている嫌なことと相手が考えている嫌なことが一致していなければ、相手を不快にする言動をする可能性が高いと言えます。

 

もっと言えば、自分が考える嫌なことや良いこと・普通だと思うことというのは、相手と必ずしも一致しないのです。

 

文章にすると難しいので、例えを挙げましょう。

 

恋愛の場面に置いて、彼氏とデートの約束をする時に、いつも彼は「君の好きにしていいよ」と言う人だとします。

 

言われた女性は、

 

「なんかいつも私に付き合わせて悪いな・・・」

「自分で何も決められないなんて、男らしくない」

「なんか適当な返事、私のこと興味ないのかな?」

 

このように思う人もいることでしょう。

 

しかし、彼氏の気持ちとしては、

 

「好きな人と出掛けること自体が幸せだから、場所やすることなんて些細なこと!」

「彼女の笑顔が好きだから、彼女のしたいことに付き合うことがいいんだよな・・・」

 

このようなことを考えながら、「君の好きにしていいよ」と愛を持って言っているのかもしれません。

 

そうなると、両者の間で感情にズレが生じています。

 

男性が発言した愛のある言葉は、女性の下へ届いていません。

 

これは、男性側が主観的に考えたことだけでそのように発言するので、すれ違うのではないのでしょうか?

 

もし、少しでも女性側の立場で考えたとすれば、

 

「いつもデートコースを決めるのは、大変に思うかも・・・」

「いつも決めてないから、女々しい・優柔不断だと思われているかも・・・」

 

このような考えから、きっと発言の仕方が変わり、今度のデートは僕がプランを練ってあげようとか、自分の行きたい場所を提案してあげようなど、言動が変わるかもしれません。

 

自分基準と相手基準の違いが分かりましたでしょうか?

 

良いカウンセラーは漏れなく相手基準でお話しします。

 

しかし、他の職業の人はなかなか、そこまで考えや思いが行き届かないため、人間関係で不満を抱える人が多いのだと思います。

 

偉そうなことを言っておきながら、私も仕事を離れれば身近な人には相手基準で発言を常にしている訳ではなく、特に妻を怒らせてしまうことなんてしょっちゅうあります。

 

しかし、そのような時に自分の言動を振り返って至らなかったと反省すれば、次の行動は思いやりのある行動になるかと思っています。

 

知ってる・知らない、分かる・分からない、出来る・出来ない、しようと努力する・しないでは、大きく違います。

 

もし、この記事を見た人の中で、人間関係を改善したいと思う人がいれば、この記事で紹介した考えを「しようと努力」してみて下さい。

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